理事長所信

一般社団法人さつま出水青年会議所 2018年度 理事長所信

第43代理事長 土屋康弘

はじめに

1976年、先人たちの熱いおもいにより、さつま出水青年会議所が誕生し、脈々と受け継がれた42年の歴史に向き合いながら、2018年度さつま出水青年会議所は、新たな時代を歩んでいきます。時代における環境の変化はありながらも、いつの時代もそれぞれの課題を抱え、明るい豊かな社会の実現を目指したJC運動に、常にふれることができ時間を過ごしています。限られたわずかな時間の中で、未来へ繋がる一つの歴史をどのような形で、どのように積み上げていくのか、これまでに積み上げられた歴史や伝統に向き合い、また、新たな歴史を積み上げようとする青年会議所の未来をおもいながら、この2018年度はスタートします。

感動は運動の原動力

ひとを動かす原動力は、ひとのこころを動かすことからはじまります。ひとが感動するということは一人では成立しません。ひとが感動するとうことは、自分が他者をおもうことから成るもの、他者のおもいから成るもの、また、それを共に分かち合うことから成るものであると考えます。ひとはこころが動かされることで行動し、さらにそれが能動的に連鎖すれば、大きな運動の原動力となります。さつま出水青年会議所は、故郷をおもうことや次世代を担う子供たちをおもうことを運動の根源とし、感動主義のJC運動を発信していきたいと考えます。

未来を担う子供たちをおもう

子供たちをとりまく教育環境は、目まぐるしく変化しています。2002年より施行された、「生きる力」に重視した教育方針のいわゆる「ゆとり教育」がさらに転換し、子供たちは受け身の授業ではなく、子供たち自ら調べたり、考えたりと主体性を大切にされる「アクティブラーニング」の導入が進んでいます。子供たちは自ら何を、どのように学んでいくかを、自ら見出していかなければならない中で、学ぶ目的を意識していく必要があると考えます。目的意識をもって学ぶ、さらにそれに対し努力する大切さを知っている子供たちは、自らの目標を立てる力を兼ね備え、その目標に挑戦する中で失敗や成功を繰り返し、成長が得られるものだと考えます。

青少年育成事業において、子供たちに目標を持つきっかけとなる事業を構築してまいります。さつま出水青年会議所のメンバーは、多種多様な職業や活動経験のある青年の集まりです。メンバー一人ひとりの経験や知識を伝えることで、子供たちの明るい未来への導となると考えます。

故郷をおもう

まちづくりにおいて、市民運動として最も身近で、直接的に政治選択できる機会が選挙です。2018年4月には、任期満了に伴い出水市において市長選挙、市議会議員選挙が予定されています。出水市の未来を担う重要な選挙において、有権者一人ひとりがまちづくりの当事者として、政策本位の政治選択ができる機会を構築してまいります。また、その機会を通じ、次世代を担う子供たちに対し、政治を身近に捉えていただき、さらに政治選択に参加する大切さを学ぶ機会を構築します。“自分たちの住むまちは自分たちで創る”といった市民一人ひとりの意識の醸成と意思の確立を目指してまいります。

2018年5月には公益社団法人鹿児島青年会議所を主管とし、2018年JCI ASPAC鹿児島大会が開催されます。2018年JCI ASPAC鹿児島大会においてはアジア太平洋地域を中心に世界中より、約8,000名のメンバーが来鹿する予定です。さつま出水青年会議所も副主管とし大会に参画してまいります。来鹿するメンバーに対し、故郷の魅力を発信できる絶好の機会と捉え、まずは我々が故郷の魅力に向き合い、さらにそれが活かされた新たな故郷の価値を構築してまいります。そして、関係機関、団体を巻き込むことで新たなかたちの発信ツールを地域で共有し、持続的な運動の実現を目指してまいります。

我がまちには、2018年において第36回目の開催を迎え、伝統ある夏祭りいずみ鶴翔祭が存在します。さつま出水青年会議所において立ち上がった夏祭りには歴史と伝統があり、地域には欠かせないものとなっています。我々はその歴史を再確認し、伝統を引き継ぐ担いがある中で、市民に愛され続ける新たな夏祭りの形を構築していく必要があると考えます。関係機関、団体、市民を巻き込み、まちの一体感を感じることができる夏祭りを構築してまいります。

仲間をおもう

全ての青年会議所メンバー一人ひとりは限られた時の中で、自分の時間を使ってJC運動を行っています。すべてのJC運動は、個で行うものはなく組織で行うものであり、自分の時間を割き、他人の時間を頂きながら、活動を行っているものだと考えます。それは、そこに参画するもの、しないもの、出来ないものを問わずの全てのものが、その責任を抱えている、それが青年会議所の運動だと考えます。

自分の時間を割くということ、他人の時間を頂くということは、この思いやりから成る行動は、各々の信頼関係を深く築き、素晴らしいJC運動のきっかけとなることを確信しています。我々さつま出水青年会議メンバーは、仲間を思いやれる“かっこいいJAYCEE”を目指して参ります。

 

JAYCEEはかっこよくあれ!

志を高く、夢を語り、実行力のあるJAYCEE

新しいものを創造し、行動できるJEYCEE

何事も最後までやり遂げるJAYCEE

他者のため自分の時間をつくることができるJAYCEE

困っているものには手を差し伸べる勇気のあるJAYCEE

 

さつま出水青年会議所の運動を持続的に発信するために、会員拡大が不可欠であると考えます。しかしながら、会員の入会はごく自然な形でなければならないと考えます。さつま出水青年会議所の運動や構成するメンバーの活動が魅力的であれば自然な形で市民に興味をもっていただけるものだと確信しています。青年会議所に入会したい、共に活動したいと感じていただくためには、まず、メンバー一人ひとりが運動のその当事者であることを自覚しなければなりません。また、青年会議所の機会をメンバー一人ひとりの成長の場であることをしっかり周知することが重要であると考えます。

まず、入会候補者である市民に興味をもっていただくために、きっかけとなる場を創造してまいります。さらに、メンバー一人ひとりが輝けるように、会員研修や組織力の強化を図り、青年会議所の魅力を発信する機会を構築します。

市民からJC楽しそう、JCかっこいい、JCやってみたいと感じていただける会員拡大運動を目指してまいります。

最後に

さつま出水青年会議所は3年前に40周年を終え、2年後に45周年を迎えます。2018年度は節目と節目を繋ぐ成長期を迎えるにあたり、メンバー一人ひとりが、未来へ繋ぐための意識変革の当事者であることを自覚し、行動することができれば、さつま出水青年会議所として大きな進化を遂げられることを、私は確信しています。変革には大きな困難が立ちはだかります。その困難の壁の高さこそが我々が抱える課題の大きさでありながら、その壁に立ち向かう勇気ある一歩を踏み出していきたいと考えます。けっして一人で挑戦するのではありません。同志の仲間、誇り高き故郷とそこに住暮らす人々、次世代を担う子供たちが、我々の挑戦する勇気を必ず支えてくれると信じます。

勇気ある行動こそが、人のこころ動かす原動力となり、大きな運動のはじまりとなります。次世代に対し、明るい豊かな社会を引き継げるよう、感動溢れるJC運動を発信し続ける一年間としてまいります。